インターネットのけもの

全て妄想です。

芸術の秋がやってきた

秋に入ってからというものの、どうせ毎日家でやることもないのだから、最低でも週一回は更新しよう、下手くそな文章しか書けないからいっぱい書いて練習しようと思っていたはずなのですが、蓋を開けてみると最低週一回というよりはなんとかギリギリ週一回という有様で、改めて自分のやる気の無さに呆れることしか出来ませんでした。

ですが、仕方なかったのです。そもそも毎日定時で会社と自宅の往復をしているだけの人間がそんなに書くことがあるはず無いですからね。自慢じゃありませんが、僕は朝起きてすぐに会社へ向かうと、何となく業務をこなしつつ、息を潜めて定時が来るのを待ち、定時を迎えるやいなや光の速さで帰宅するという大変規則正しい生活を送っていますので、ぶっちゃけ書き残すようなことなんてそうそうありません。

じゃあ帰宅後のことを書けばいいじゃないかというナイスなアイデアが浮かんだこともあったのですが、帰宅後にやってることはと言えば、アニメ見る、漫画読む、インターネットサーフィンという引きこもり三種の神器でしたので、我ながら良く社会でやっていけてるもんだと感心してしまいました。このあたりの感想をひたすらに綴っていくというのも考えたのですが、そんなことしても気持ち悪いだけだと気がついたので止めました。まあでも最近ではアニメ見たり漫画読んだりするのは全然気持ち悪くないっていうか、割と普通になっているようなので、趣味がこんなんだから退屈な生活を送っているわけではなく、そもそもの僕の性格に起因しているのかもしれません。いくら市民権を得たところで、アニメ・漫画にいつまでもハマっているのは気持ち悪いと思ってますからね、僕は!

 

僕の性格のことはどうでもいいので置いておくとして、そういや自慢したいことが一つあったんだった。少し前に受注生産のキャンバスプリントってやつを買ったんですよ。キャンバスプリントってのはその名の通りキャンバスに絵や写真をプリントしたもので、一点物のキャンバスに直接描かれた絵ほどではないにせよ、それなりの機材や技術を用いて製造されたものなので結構綺麗に仕上がってます。いずれパリとかウィーンに住んだほうがいいんじゃないかと思っているくらい芸術に並々ならぬ理解を示している僕としては、興味をもった絵は買わざるを得ませんでした。イラスト集とかもすぐ買いますしね(僕の本棚はアニメや漫画の画集・資料集でいっぱいです)。

絵を買ったのは夏頃だったのですが、受注生産であることと、作者本人の直筆サインつきということで、先日になってようやく発送されてきました。その絵があまりにも良すぎるということで自慢したかったんですよね。ただ現実には自慢できる相手がいないという、あまり気が付きたくないタイプの事実に気がついてしまったので、せめてここで自慢することにしました。まあここだって誰も見てないんですけどね。

 

f:id:kiddomaru3:20181207235348j:plain

 

な!?めちゃくちゃ良くね!?

アニメ・漫画を気持ち悪いと言ってた奴がなに言ってんだと思われるかもしれませんが、これは違う!これはそういうんじゃないから!!

何が違うんだよって言われたら何も言えない、っていうかこれはアニメやゲームで展開している「Serial experiments lain」という作品の主人公である岩倉玲音を描いたものであるため、何も違うことなんてありやしないのでした。

でもこの絵の良さはさ、やっぱり良いものとして伝わると思うんですよね。この絵はイラストレーターであり、漫画家であり、アニメの原作・脚本までも手掛ける安倍吉俊が、PS版「lain」のパッケージとして描き下ろしたものなのですが、作品のテーマというか雰囲気も相まって、こちらとあちらが繋がっていることを意識させられる素晴らしい一枚になっていると思います。「lain」では多くのいい絵がありますが、どれがベストかと問われたら、僕はこの絵を選びます。

 

そもそもアニメ版「lain」という作品は、通信端末が普及した世界において、現実(リアルワールド)とネット世界(ワイヤード)を舞台に、主人公である岩倉玲音が不思議な事件に巻き込まれながらも、その特異な能力を発揮していき、世界に遍在していくまでを扱った作品です。世界に偏在するってなんだよって人にはぜひ本編を見てもらいたい。今ならプライム・ビデオで見れます。1998年に制作されたとは思えないほどの世界観にきっと驚かされることでしょう。

癖の強い描写が多く、見る人を選ぶ作品ではありますが、一度ハマればきっと抜け出せなくなってしまうことでしょう。僕は放送当時にリアルタイムで見ていたわけではないですが、設定なんかを考えると、通信端末が十分に普及しきっていて、SNSなんかで現実とネットの境界が曖昧になっている最近の方がとっつきやすいのかもしれません。日記書きながら見てたんですが、やっぱりくまのパジャマ着てる玲音はめっちゃかわいいですね。

僕はこの作品はリアルワールド(こちら)とワイヤード(あちら)、そして繋がりがテーマだと思っていますので、これら全てを感じさせてくれるこの一枚にはめちゃくちゃ惹かれました。もっと言えば、ワイヤード側にいる僕がリアルワールド側にいる玲音を見ている構図と考えても面白いんじゃないでしょうか。今パッと思いついた割には結構面白い気がする。

PS版についてはプレイしたことがないのでいつかプレイしてみたい。なんかプレミア付きまくってて新品で10万弱、中古でも3万くらいしてるからまだまだ先になりそうだけど…。あと日記に書いたわけだし画集揃えるか、とおもって通販サイトを覗いてみたんですが、比較的最近出た画集の一冊が絶版になっていて思わず発狂しそうになりました。しかもシリーズ物の一冊だけ…。あとで買おうと思って放置してた僕が悪いんですけどね…、気になった画集はすぐ買うとか嘘だったわ。この絵は衝動買いして本当に良かった…。

 

アニメの感想とかは気持ち悪いから書かないつもりだったのに普通に書いていたので自分でも驚きました。絵の話だけで留めておくはずが、いきなりアニメのあらすじを語りたくなるという持病が発症してしまいました。まあ日常生活なんかよりも虚構世界の物語のほうが面白いから仕方ありませんね!現実サイドにはもうちょっと頑張ってもらいたいものです。ということで今日からこのサイトはアニメ・漫画感想サイトに生まれ変わります。

 

プレゼント・デイ…プレゼント・タイム…
HAHAHAHA…