インターネットのけもの

全て妄想です。

自分になる

インターネットに初めて触れてから、もう10年以上は余裕で経過していますが、その間に成長したことと言えば、「blowjob」だの「swallow」といった、義務教育では教えてくれない類の英単語を使いこなせるようになったくらいしか思いつかなかったため、僕は自分のあまりの成長してなさっぷりに絶望することしか出来ませんでした。

当初は知恵の泉として僕の生活に格好良く登場してきたはずのインターネットでしたが、そんな格好良さは一瞬で瓦解、もっぱらいかがわしい動画や漫画の収集ツールとしての側面ばかりが目立つようになっていました。

近年は特にそれがひどく、PC起動後真っ先にアクセスするのは、白いところを探すのが難しいほど黒い要素しか無い(法律的に考えて)エロ漫画サイトであったり、かの有名なXなんちゃらの動画のランキングサイトであったというのですから、目も当てられません。

快楽天BEAST、はてはX-EROSまでが月額980円で読み放題という夢のようなサービス、Komifloに登録してからは煩悩が加速し、というか加速しすぎてもはや別に抜くわけでもないのに普通に読み物としてエロ漫画を読んでいるという有様でした。

 

流石にこんな生産性がなさすぎる、生み出すものはと言えばティッシュに吐き出される白いなにかくらいしかないような生活を改めようと、2019年の開始時にはこっそりと抱負のようなものを掲げていたのですが、まったくもって達成されることなく2019年は終わってしまいました。

ちなみに2019年の開始時に思っていたことは、「今年は進化の一年にする!」でした。今にして思えば、具体的な目的もなく、曖昧すぎて結局何も出来なかったのは当然なのですが、当時の僕は新しいことに挑戦していく意欲的な一年にしたいと本気で考えていました。

そんな思いを秘めて始まった2019年でしたが、蓋をあけてみると酔っ払った挙げ句に陰部を露出するわ、その陰部が汚かったのか精巣上体炎とかいう病気になるわ、仕事中の居眠りがひどすぎて上司からガチ説教を食らうわ、酔っ払って初対面の女性の胸を揉むわ、挙げ句それを全く覚えていないわと、「進化」からは程遠い一年となってしまっていました。

新しく挑戦したことといえば、自分の陰毛を燃やし、それを誇らしげにインターネットで報告するとか、それくらいなものです。

 

僕も今年で27歳。

世間一般ではいい大人とされる年齢で、周りには結婚をしている、あるいは意識しているような友人も増えてきました。仕事に趣味に恋愛に、大忙しの彼らはなんだかとっても眩しく見えます。方や僕は酔っ払って今日も華麗に記憶を吹き飛ばし、家に帰ってシコシコと一人遊びに興じているわけです。

流石にそれはどうなんだと。僕だって世の中の楽しさを謳歌したい!自分の世界を広げたい!

というわけで今年の目標を具体的に書き出していくことにしました。こうやって目標を衆目に晒すことで逃げ場をなくせば、こんな僕でもやる気のようなものが湧き出てくるのではないかと思ったからです。ちょっと話題の転換が強引な気もしましたが、ここは僕の日記帳なので気にしないでください。

2020年の僕のテーマは「なりたい自分になる」です。ガチで考えたのですが、残念ながら仕事に関わるテーマが一切浮かんできませんでした。やはり僕は今の仕事が合ってないのかもしれません…。

これを全て達成できたとき、僕の人生は動き出すはずです。動き出してください…。

 

 

1. トランペットで「アメイジング・グレイス」を吹けるようになる

2020年最大にして最優先で達成しなければならない目標です。

僕がもう10年に渡り鑑賞している作品に「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」というものがあります。主人公、空深彼方は音楽が習いたくて軍隊に入るのですが、そこで学びたい楽器というのがトランペットで、重要なシーンで奏でられる曲がアメイジング・グレイスなのです。「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」ファンの一人として、この目標を達成しなければなりません。

 

2. スペイン語で簡単なコミュニケーションが取れるようになる

これもまた「ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」関連なのですが、この作品の舞台となっているのがスペインのクエンカとアラルコンで、僕はすでに2016年に訪れています。

しかし、このときはスペイン語が全く分からず、現地のスペイン人に「Mamada!」と言って挨拶するんだよと、完全なる嘘を教えられ、玩具にされていたという苦い記憶があります。3. に続きますが、再度行きたいと考えているので、今度はそんな嘘に騙されないようにするためにも、基礎的なスペイン語くらいは理解しておきたいところです。

DELEと西検という検定もあるようなので、どちらかは受験してみようと思います。

ちなみに「Mamada」の意味は「フェラチオ」でした。愚かな僕は、幾人もの人に笑顔で「Mamada!」と言って挨拶をしていました。

 

3. スペインへ行く

ソ・ラ・ノ・ヲ・ト」の舞台であるスペインのクエンカ・アラルコンへ行こうと考えています。

というのも、放送10周年を迎えたこの作品のファンたちが、クエンカでオフ会をするという、なんとも素敵すぎる計画があるようなのです。参加者の大半は日本人であることが予想されますが、あえてクエンカで開催するという、もはや狂気に近い熱意には頭が下がるばかりです。開催は未定なようですが、開催されるようなら是非参加したいところです。

もし開催されなくとも、個人で行こうかなーとは思っています。その場合は、1. と2. をある程度達成していることが条件にはなると思いますが。クエンカでアメイジング・グレイスを吹いてみたいなあ。あと、純情だった僕を騙して「フェラチオ」って言わせてた奴を探しだしたい。

 

4. 第0レースを必ず制することが出来る肉体づくり

競馬場の開門と同時に発生する、場所取りのためのダッシュを通称「第0レース」と呼びます。僕はこの第0レースが大好きなので、参加できるときは極力参加しているのですが、最近になって体力が低下してきたのか、なんとか場所は取れるものの、息が上がりやすくなり、走れる距離が短くなってきたことを実感しています。

競争率の低いエリアを狙っていることもあり、これまではほぼ毎回先頭で目当てのエリアに突入することが出来ていたのですが、去年の天皇賞(秋)では、ギリギリまで前の人を抜くことが出来ず、もし前の人が同じ場所を狙っていたら、取られてしまっていたかもしれないという危ない状態になってしまいました。

今後は安定して目当てのエリアを確保できるように、スタミナおばけになろうと思います。目指すはゴールドシップです。

 

5. 年間30冊の読書

去年の夏頃に「100冊の本を読むんだ!」と目標を掲げていたにもかかわらず、実際に読んだのはたった17冊と、あまりにも遅すぎるペースに絶望していたのですが、よく考えてみると月2冊以上のペースでは読めていました。他の目標との兼ね合いもあり、本ばかり読んでいるわけにもいかないので、一旦はこれくらいのペースで継続していこうと思います。余力があれば年間50冊を目標ということで。

 

6. 投資の世界を知る

狼と香辛料」「WORLD END ECONOMiCA」「羽月莉音の帝国」と、経済をテーマにした作品が大好きな僕が投資の世界に興味を持つのは当然のことでした。

とはいえ、今は積立NISAや確定拠出年金を活用しつつ、愚直にインデックスファンドで積み立てているだけです。「ウォール街のランダム・ウォーカー」という本にそうしなさいと書いていたからです!

と言ってしまうと、自分で何も考えていない阿呆のように思われてしまうかもしれませんが、実際考えれば考えるほどこれが正解のような気がしてなりません。

ただ、投資の対象や比率などはまだまだ工夫の余地があると思うので、一度しっかりと勉強してみようと思います。まずは「敗者のゲーム」を読むところから始めます。

 

7. スマートフォンを新調する

自分でもよくわからないのですが、僕はスマートフォンに保護フィルムやケースを付けるのはダサいと思っているところがあり、今使っているものにもそういった類のものは一切つけていません。

そのくせ普通に落としたりするので画面も背面もキズだらけ、でっかいヒビも当たり前という非常によろしくない状態になってしまっています。何度も落としたことが影響したのか、最近では挙動もおかしい始末。

この高度情報化社会を生き抜くためにはスマートフォンは必須と言って過言ではないため、完全に沈黙する前に新しい端末を入手しなければなりません。

他の目標に比べて明らかにしょぼい、というか買えばいいじゃんの一言で終わってしまうようなものなのですが、どの端末にしようか迷ってることもあって書き出しました。自分の生活スタイルに必要な機能を洗い出さないと…。

 

8. 日記を書く

当初は週一回は更新しようと考えていたはずでしたが、実際には月一回更新できれば良い方になってしまっていました。

というか、僕はそもそも日記と称して気持ち悪い文章をいっぱい書いてやろうと思っていたはずなのですが、実際に書き始めてみると、そういう文章を書くのは案外難しいことに気が付きました。僕の中でこういう日々のあれこれを書くのは逃げでしかないので、なんとかして気持ち悪い文章を書けるようになりたいところです。

創作活動に近いのかもしれません。頑張る。